7km

鑑真が来日するくらいのエネルギーをかけて歩いた。ほんとは出掛ける気さえなかったのだけど。2017/02/28

 

5時に眠り17時に起きる遅寝遅起き、誰が見ても規則正しい生活パターンが定着していた。どちらが先であったかは覚えていない。流石にまずいと思いつつも、規則っぽいものから逃れることは難しい。物事はだいたいそうなっている。

 

Perfumeがドラマをやるとかで意味がわからなくなったりしたけどやはり日が昇るにつれ眠いものは眠い。外出しようと決めた。

 

ポケモンGOでなにか着飾ったピカチュウが出現するとかしないとかというのを思い出し、公園を散歩することにした。赤い帽子のピカチュウのためのアメは絶賛探索中である。

 

前日洗濯機に任せておいた仕事の回収を忘れていたことに気づいて手を冷たくし、食器を洗って手を冷たくした。初めから手袋をはいていざ出発。

 

気温が上がっているようで溶けかけた雪の感触が気持ち悪かった。足と靴の隙間から雪が入ってくるのは特にきつい。靴メーカー、頑張ってくれ。今日誰に使用価値があるのかもわからない公園内の時計に付属している温度計はデジタルで2と表示していた。でも肌を出すほどではない。つまり、ポケモンGOができない。

 

ピカチュウは捕まえられなかったけど、鴨ならいた。何羽と集まって川を泳いでいたけど、寒くないのだろうか。

 

公園内は端まで歩いてまた端まで戻ったのだが、サングラスを装着したおじさんと二度すれ違うことくらいしか面白いことがなかった。ぼくは日差しが強い日にサングラスを使用している例をプロ野球のデーゲームくらいしか知らなかったので、驚く。

 

地図を見て近くに古本屋があることが分かったので行ってみる。これも自分の自由意志というより、スマートフォンをいじりながら歩いていたおじさんのせいだ。音楽を聞かずに歩こうと決めていたしただでさえバッテリー消費が激しいポケモンGOも寒さに加速させられるから鴨を撮影するとき以外はポケットで温めておいた。おじさんが悪い。誘発。

 

どうでもいいけど、いまだにスマホという表現に引っかかるものがある。ガラケーも同様。

 

たどり着いた古本屋はあまりにオンボロだったので敬遠した。事前に確認した写真と異なることなんていくらでもある。割り切りが必要だ。ただし、入店する割り切りはなかった。地図を見ずとも近くに本屋があることを知っていたので行ってみる。遠い。自己責任。

 

特に目当てのものもなかったので文庫本コーナーで立ち読みをした。同様に文庫本を物色していた若くて綺麗な女性と何度かすれ違うも、角で衝突するとか同じ本を同時に取ろうとして手が触れるなんてことは全く起こらない。一人で楽しむことを知っている人と結婚したいなあと思う。ほんとに結婚したいか?わからない。

 

帰る。往路は新鮮だが復路はつまらない。緑色のビンテージな車が停まっていて撮影スタッフみたいなのがウロウロしていたがすでに消えていた。消費スピード、早いし速い。

 

計7kmも歩く結果となったが、アメ7個と所持している10kmタマゴの孵化は得られなかった。まあ、地下鉄6駅分くらいの料金を浮かして時間を潰せたわけだし、1000円弱を得られたと言っても間違いではあるまい。その分自らの体力を失っているわけだけど、体は資本。血液を滞らせたら、死ぬぞ。