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パン屋と和菓子屋

道徳の教科書がパン屋を和菓子屋に修正させたとか、ほんとうにどうでもいい。教科書における例の示し方を「より好ましい(とされる)もの」に変更しただけで、パン屋が愛国心の育成において不適切だと飛躍するのだから救いようがない。その補完すら一切排除し面白おかしく騒ぎ立て、陰謀論に走り出し、すぐに忘れるのだから有害極まりない。他にもいくつか修正点があったようだが、道徳の教科書という誰にでも共通する普遍部分のみをまとめ上げたような正しさの塊に、大衆の総意を基にしたような誰も責任を持てない常識を掲載するはずがない。

 

別にパン屋で問題はないしそこを突き詰めていくのは潔癖で気持ち悪いが、教科書とはそういうものではなかったのか。嘘臭さに自ら気づき実際の回る社会との比較を曖昧ながらも行い、教科書を土台にひとつ賢くなっていくわけで、そういうものである。研修用ビデオに文句をつける人はいない。道徳の教科書の使用頻度は置いておくとして。

 

一億総ご意見番社会、滅びればいいのに。